知っておくべき睡眠事情
今回は消防士っていつ休んでるの?勤務体系と仮眠の話です。
消防士って、24時間働いてるイメージありませんか?
たしかに“当直勤務”なんて言葉も聞きますし、ずっと働いてるんじゃ…と思うかもしれません。
でも、実はちゃんと「休む時間」もあるんです。
ただし、ちょっと“普通じゃない働き方”なのも事実。
今回はそんな勤務体系と仮眠のリアルを、わかりやすくお伝えします!
勤務形態はこんな感じ
消防士の働き方は主に4パターン
消防署によって細かく違いはありますが、ざっくり分けるとこんな感じです
勤務体系 内容 特徴
① 24時間交替制(隔日勤務) 24時間働いて翌日休み 一番よくある勤務。メリハリあり
② 2部制 勤務・非番を交互に繰り返し、定期的に休みあり 若干ハード、慣れるまで大変かも
③ 3部制 勤務・非番・週休の3日サイクル 比較的新しめ、バランス型
④ 毎日勤務 平日の昼間のみ勤務(土日休み) 事務系や管理職に多い
※市町村によって細かなルールは異なります。
「え、24時間も働くの?」とびっくりされがちですが、
その代わり“翌日はまるっと休み”というルールになってます。
理由を超ざっくりいうと普通のサラリーマンは1日の8時間勤務ですが、消防士は1日16時間働くので次の日が丸っと休みなイメージです。
1回の出勤でサラリーマンの2日分働いている感じです。
ただ、勤務中に休めるかどうかは…その日次第なんですよね…
仮眠中だって出動があれば飛び起きます、出動は何より優先されます。
仮眠時間はある、でも「寝れる」とは限らない。
24時間勤務の中には「仮眠時間」というものがあります。
いわゆる夜の休憩時間。でも、これがなかなか手ごわいんです。
たとえばこんな環境
• 大部屋にベッドがズラッと並ぶ
• パーテーションで区切られてはいるけど、音は丸聞こえ
• 指令が鳴ったら即座に起きて出動
最初のころは「林間学校みたいで楽しそう」なんて思ってましたが、そんな幻想はすぐに消えました
• 周囲のいびき
• 出入りの物音
• 「起きられなかったらどうしよう」という不安
とにかく、落ち着かない。寝れない。気が休まらない。
それでも少しでも回復するために…
だからこそ、みんな工夫しています。
• マイ枕・マイシーツで少しでも快適に
• 蒸気アイマスクでリラックス
• 作業着のベルトをゆるめて寝る(パジャマに着替える時間はない)
※耳栓はNG(出動指令が聞こえないので)
それぞれが自分なりの「仮眠環境づくり」をして、なんとか体を休めようと頑張っています。
「上司より先に寝るな」問題
今はだいぶ減りましたが、まだ一部では「上司より先に寝ちゃいけない」みたいな空気が残っているところもあります。
つまり、仮眠時間があっても“休んじゃいけない雰囲気”があるんです。
そうなると、みんな無駄に起きてたりして…
結局、朝方には体力も集中力もスッカラカン。
最近では「〇〇時に一斉消灯!」とルールを設けて、
ちゃんと休もうという消防署も増えてきています。
(これはほんとにありがたい)
雑談(愚痴)
私が新人の頃の話です。
ある日、業務も終わり寝ようとしたとき、先輩に引き留められました。
「昼の訓練で○○ができてなかったからこれから俺が教えてやる」
と。
雰囲気的に善意100%だと感じました。
※悪気がないのが逆に悪質
「マジっすか、ありがたいっす!」と答えました。
当然、心では
『いやだぁぁぁぁぁ寝かせてくれぇぇぇ!!!!』と叫びました。
結局は自分のためと言い聞かせ、トレーニングへ。
ーー数時間後
やっと解放され寝室へ。
布団に入り目をつぶる。
「ふーーーっ」
まぁ2時間くらい寝られるか、おやすm…
『ビーーーーーッ』
そういう時に限って出動指令が鳴るんです。
疲労は決して表に出さず現場へ。
ーーなんやかんや朝(起床時間)
朝、上司が乱れていない私の布団をみて
「お前寝相いいな!はっはっはっ!」
・・・そりゃ使ってませんからね。
布団しいて使わず畳む、そんなことが度々ありました。
まとめ
消防士の勤務は特殊だけど、無理を続けていいわけではありません。
少しでも仮眠を有効に取れるよう、環境と意識の両方が変わっていってほしいなと思っています。
次回は、体力勝負と言われている消防士の世界において
「スポーツが得意」=「消防士に向いている」 ではない?について詳しくお届けします!


