※本記事は元消防職員としての経験と、現場での人事視点をもとに執筆しています。
採用されるためのテクニックではなく、「信頼される人物像」とは何かを軸に解説します。
結論:早期退職は困る、雇うのも税金
結論:早期退職は困る、雇うのも税金。だから見ているのは「続けられるかどうか」
公務員の採用は私たち納税者の税金によって行われています。
だからこそ、人事は「長く続けられるか」「職場に馴染めるか」を最重視しています。
どれだけ志望動機が立派でも、早期退職されては採用の意味がありません。
「なぜこの人は続けられそうか?」を面接で確かめようとするのは、ある意味当然です。
NG回答の代表例:「凄惨な現場に行っても大丈夫か」→「はい、大丈夫です。」
消防士として働く以上、目を覆いたくなるような現場に出動することもあります。
そのため、面接では必ずといっていいほど聞かれるのがこの質問。
「凄惨な現場に行っても大丈夫ですか?」
ここで絶対NGなのが、
「はい、大丈夫です。」だけで終わる回答。
なぜなら、それでは根拠も思考も感じられないからです。
OK回答例:「冷静に対応し、辛いときは上司に相談したい」
たとえば、こんな回答は評価されやすいです:
「実際にそのような現場は見たことがありませんが、人を助けるという目的のため、冷静に対応したいです。もし精神的に辛くなったときは、上司に相談しながら解決していきたいと考えています。」
この回答のキーポイントは「上司に相談する」という部分。
消防という組織ではチームワークと報連相が何より大切。
ひとりで何かをすることなんてほとんどありません。
人事は、PTSDになって辞められることも恐れているため、「1人で抱え込まないタイプかどうか」も見ています。
「なぜ」を重ねて深掘りする
自分で考えた志望動機や回答に対して、「なぜ?」を5回重ねてみてください。
例:
1. 救助隊になりたい
2. なぜ? → 人を助けたいから
3. なぜ? → 苦しむ人をほっておけないから
4. なぜ? → 無視できない性格だから
5. なぜ? → 私にできることがあると思うから
こうして「自分の深層心理」に触れるほどの掘り下げができれば、面接官の質問にもブレずに答えられます。
面接官は“人となり”を見ているため、「なぜ」を掘り下げられない回答は浅く見えてしまうのです。
採用されたら何をしたい?→みんな「救助隊」と言う
この質問も定番です:
「採用されたら何がしたいですか?」
ほとんどの人が「救助隊です!」と答えます。
理由はシンプル。カッコイイし、花形だから。
でも、それでは他の受験者との差別化ができません。
もしあなたが「予防業務」に興味があるなら、それをしっかり伝えるのはむしろ大きな武器になります。
「火災を未然に防ぐことが、もっとも多くの命を守ることにつながると感じています。」
というように、視点の違い=魅力的な個性と受け取られやすくなります。
まとめ:人事が見ているのは「辞めない人」「相談できる人」
まとめ:人事が見ているのは「辞めない人」「相談できる人」
• 結論、早期退職は困る。公務員は税金で雇っているからこそ“続けられるか”が最大の関心ごと。
• 「凄惨な現場」への対応は、冷静さ+相談できる姿勢を見せることが重要。
• 「なぜ?」を何度も繰り返して、自分の本音と向き合うことが強い面接回答に直結する。
• みんなが「救助隊」と答える中で、「予防」と答えれば差別化になる可能性大。
次回予告:「消防面接の頻出質問と失敗例まとめ」
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