辞めてわかる消防署の異常さ

体験談

※本記事は、私が所属していた消防署での実体験をもとに書いています。すべての消防署に当てはまるわけではないことをご承知おきください。

辞めてわかる消防の異常さ──結論、民間と比べる以前に「モラル」に問題あり

まず結論から言います。
消防署の働き方は、民間企業と比べてはいけない部分も確かに多くあります。
命を預かる現場、厳しい訓練、災害への即応力…。緊張感が高いのは当然のことです。

ですがそれ以前に、モラルや人としての常識に疑問を感じる場面が多々あったのが本音です。

私は今、民間企業に転職し、「え、これが普通…?」と驚くことばかりです。

どこが異常?──実体験から感じた7つのポイント

  1. ちゃんと仕事を教えてくれない

新人が来ても、「見て覚えろ」「自分で考えろ」が基本スタンス。
体系的な教育制度はほぼ皆無で、質問すれば怒られる空気すらあります。

  1. 新しいものを取り入れない

未だに紙が主流です。
効率が悪いと分かっていても、「昔からこうしてるから」が優先されます。
より良くしようとする姿勢がなく、改善を提案するだけで浮く存在になることも。

  1. 夜、寝れない

夜勤中でも「何かあればすぐ出動」だから仕方ない…。
でも問題はその先。眠れなかった翌日も通常勤務が当たり前。

  1. 休憩がない(特に若手)

決まった昼休憩や休憩時間という概念がなく、食事も雑務の合間にかきこむレベル。
体を休めるタイミングを自分で確保するのは、ほぼ不可能です。

  1. 有給は「取れる」けど、「取っていい雰囲気ではない」

制度として有給は存在しますが、取ることに強い罪悪感がつきまとう。
「他の隊員に迷惑がかかる」として、実質的に申請しづらい状況が当たり前でした。

「受け入れるしかない」って、本当にそれでいいの?

現場にいると「ここではこれが普通」「仕方ない」と思わされます。
でも本当にそれでいいのでしょうか?

「辞めてから」気づくんです。
これは適応したのではなく、刷り込まれていたのだと。

辞めてわかる、消防の異常さとは

消防にいたとき、私の中ではこれが「常識」になっていました:
• 休むことは甘え
• 上司は絶対
• 辛くないと成長できない
• 相談ごとは「面倒ごと」と受け取られる
• 理由はないけど「ダメなものはダメ」

世間でいう「異常」が、私にとっては「普通」になっていたのです。
これが何より怖いことでした。

転職後のリアル──「普通」に驚いた自分

現在は民間企業で働いていますが、毎日が発見の連続です。
• 「そうそう、これが普通だよな」と安心する瞬間がある一方で、
• 「え、こんなにユルくていいの?」と不安になる瞬間もある

それほど、私自身が“異常な職場環境”に染まっていたのだと実感しています。
今はまだ民間の感覚に適応している最中ですが、少しずつ視界がクリアになってきています。

まとめ:新人の頃の価値観を忘れないで

もし、いま現場で違和感を抱えている人がいるなら、こう伝えたいです。
その感覚、間違ってない。
• 辛いと感じたら、それはあなたの感受性が正常な証拠です。
• 休みたいと思うのは、怠けではありません。
• 「おかしい」と思うことを、おかしいと言える感覚を大切にしてください。

そして、あなたの考えを否定されたとしても、自分を見失わないでください。

あとがき

辞めてわかること、たくさんあります。
でも、辞める前に気づけたらもっと良かったとも思います。

この記事が、今悩んでいるあなたの背中を少しでも軽くできれば幸いです。

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