今回は、消防士の「退職」についてお話しします。
結論|辞めたいと思うのは普通のこと
特殊な仕事ですし、疲労は絶えない、職員は体育会系ばかり…
世間では「働き方改革」で在宅ワーク、週休3日制で羨ましい…
見方によっては消防は時代に逆行してますよね。
そんな反面、
「消防士=安定」
「公務員を辞めるなんてもったいない」
そんな意見もあります。
私もずっと、そう思っていました。
ただ最近は、消防を辞める人が少しずつ増えているのも事実です。
実は消防を辞めることは
思っているほど特別な選択ではありません。
「辞めたい」「転職」という言葉が浮かんだ時点で、何かが起きている
まず、これだけははっきり言えます。
辞めたいと思うのは、全然おかしくありません。
むしろ、その考えが浮かんだ時点で、
何かしらの“サイン”が出ているはずです。
- 職場の環境
- 人間関係
- 体調やメンタル
理由は人それぞれですが、
心や体が「もう限界に近いよ」と教えてくれている場合が多いです。
私自身の退職理由も、とてもシンプルでした。
- 職場に不満があった
- 上司と合わなかった
- そして正直、もう限界だった
それだけです。
「消防士じゃない自分」に価値はあるのか
当時の私は、
「自分=消防士」
そう思うくらい、一生懸命やってきました。
苦労して消防士になり、
周りは喜んでくれて、
災害現場では感謝の言葉をもらう。
消防は、間違いなく私のアイデンティティでした。
それでも、辞めたい気持ちは消えませんでした。
そこで、こんな不安が頭をよぎります。
- 消防を辞めたら、何が残るんだろう
- 自分に、他に何ができるんだろう
これは、多くの消防士が一度はぶつかる不安だと思います。
消防を辞めるという選択|私が「円満退職」を選んだ理由
正直に言うと、
「どうせ辞めるなら、最後に言いたいこと全部言ってやろう」
と思っていた時期もありました。
ただ、最終的に私が選んだのは円満退職でした。
なぜ円満退職を選んだのか
もちろん、
「組織の間違いや問題に気付いてほしい」
という気持ちはありました。
それでも、こう思ったんです。
- 文句を言って辞めても、結局自分がしんどくなる
- 悪者になって終わると、後味が悪い
- 嫌な記憶として残るのは、なんだかもったいない
だったら、
自分の中でちゃんと区切りをつけて終わりたい
そう考えるようになりました。
「ここでは、もう十分頑張った」
そう心の中で自分に言って、
静かに去る道を選びました。
確定しているものを探す
私は消防を辞めることにとにかく時間がかかり悩みました。
そこで私は「確定しているものを探す」ことを行いました。
いきなり「辞める」か「辞めないか」ではなく、結論が出ていることを集めました。
定年までの30年在籍できる? →無理
組織はどんどん良くなる? →期待できない
このままで後悔しない? →する
総合的に見て、辞めるべきと判断しました。
まとめ|「執着」を捨て、心の声をちゃんと聞いてあげて。
私は収入が減ってしまうことを気にして辞める決断ができませんでした。
辞めたいと思うあなたも何かに執着しているかもしれません。
けど言いたい。
大丈夫、腐らない限り何とかなります。
転職が当たり前の時代ですよ!!!
辞めたいと思ったあなたが1番に絶対に守らなければならないのは「心」です。
心は一度壊れてしまうと修復は困難です。
自分が最も健やかでいられる選択をしてください。
「責任感」は心の耳栓です。
責任を一度捨て、本当の声を聴いてあげてください。

