「消防士になったらまず消防学校」とは聞くけど、実際何をするの?坊主って本当?寮生活ってきつい?そんな疑問に元消防士が全部答えます。
消防学校とは?入校のタイミングは市町村によって違う
採用試験に合格したら、すぐに消防学校!と思いがちですが、実はそうとも限りません。
通常は4月1日からスタートです。ただし市町村の予算や人数の都合で、半年後に入校になるケースもあります。
おもしろかったのは、私が入校したとき同じクラスに他の市から来た3年目の消防士がいたことです。「今さら初任教育?」とちょっと思いましたが、その人は訓練でほぼ無双でした(笑)。
寮生活はこんな感じ
消防学校に入ると、基本的に寮生活が始まります。だいたいこんなスケジュールです。
月曜の朝に登校(”帰校”と言います)して、金曜の夕方に下校(”外泊”と言います)します。
もうどっちが自分の家なのかわからなくなってくるやつです。
週のほとんどを学校で過ごすので、一人暮らしの人は「土日しか家にいないのに家賃もったいない…」と感じる人もいます。
寮の部屋は相部屋のことが多く、プライベートはほぼありません。ただ同期との絆はめちゃくちゃ深まります。消防士人生を通じて付き合う仲間ができるのがこの時期です。
坊主って本当に必要?
気になりますよね。私もめっちゃ気になってました。
結論から言うと、最近は強制ではないけどみんな坊主にしている、という感じです。
一昔前は完全に強制でしたが、今は”暗黙の了解”レベルに変わっています。坊主か、それに準ずるベリーショートにしている人がほとんどです。
駅に「坊主+スーツ+ボストンバッグ」の集団がいると、ちょっと怖がられるらしいです(笑)。
私も20歳を超えてから初めて坊主にしたので、鏡を見てびっくりしました。でも慣れます。そして何より朝の準備がめちゃくちゃラクになります。
ちなみに卒業が近づくとみんなじわじわと伸ばし始めます(笑)。
訓練内容はどんなもの?
消防学校での訓練は大きく分けると3つです。
学科(法律・火災・救急の知識)
実技訓練(ホース展張・はしご・救助)
体力訓練(ランニング・懸垂・体幹)
規律訓練(敬礼、行進)
です。
最初はきつく感じますが、同期みんなで乗り越えるので不思議と続けられます。一人だったら絶対に挫折していたと思います。
消防学校で苦労したこと
正直に言うと、集団生活のルールに慣れるのが一番大変でした。
起床・食事・就寝の時間が決まっていて、私生活の自由度はかなり下がります。スマホも制限されることがあります。
ただ、この経験が現場に出てからの規律意識につながっていると今でも思います。
まとめ
消防学校は確かに厳しいですが、消防士としての基礎をすべて学べる場所です。坊主も寮生活も最初はびっくりしますが、慣れます。何より同期との絆が一生の財産になります。
不安な気持ちはよくわかります。でも行ってみれば「思ったよりなんとかなる」と感じる人がほとんどです。


