出動は突然に。仮眠からダッシュするのは意外とキツい話
「消防士ならどんなに大変なことでもやってやる!」
そう思ってこの世界に飛び込んだ方も多いと思います。
でも実際は、ちょっと笑えないくらい“体にくる”こともあるんです。
今回は、夜中の出動あるあるをご紹介します。
当たり前だけど出動指令は本当に突然来る
夜中の2時、ようやく眠りについた瞬間に「ビーーーッ」と指令が鳴ります。
出動指令が鳴ると、どんな時間でも「バッ!」と起き上がって車庫にダッシュ。
仮眠でまだ意識がはっきりしてないのに、着替えて、防火装備をつけて、出動です。
「え、眩しくて目が開かないんだけど…?」
そんな状態で走り出すので、正直、かなり体に負担がかかります。
寝起きで全力ダッシュなんて、普通はしないですからね。
ちなみに仮眠時間は「睡眠時間」ではなく厳密には「休息時間」です。出動があれば即座に動かなければなりません。
焦りすぎると怪我をする
出動指令が鳴ったらダッシュが基本ですが、最近では「そんなに急がなくていいよ」という空気の消防署も増えてきました。
理由は単純で、新人が慌てて転んでケガをしたり、ベテランがギックリ腰をやったりする事故が実際にあるからです。
起きた直後に腰をやって出動できなかった人を私も見ています。だから「落ち着いて出ていいよ」と声をかけることも増えました。リラックスしているほうが結果的に動きがスムーズになります。
だから「落ち着いて出ていいよー」って声をかけることも。
これ、ほんとに大事です。リラックスしたほうが結果的に動きがスムーズだったりもするんです。
でも急がないといけない場面もある
とはいえ、火災出動では悠長にしていられない場面もあります。
消防車にはそれぞれ役割があり、車庫から発進する順番も決まっています。一番手の車両がモタモタしていると後が詰まります。
現場での車両の配置も重要で、どこにどの車を置くかで活動のしやすさがまったく変わります。
つまり「落ち着く」と「急ぐ」のバランスが大事です。体は早く、心は落ち着いて。このバランス感覚は経験を積む中で少しずつ身についていきます。
まとめ
消防士の出動はいつも突然です。仮眠中でも完全には休めない緊張感の中で、即座に動ける状態を保ち続ける。それが消防士の仕事の一側面です。
入職前にこの現実を知っておくと、心の準備ができます。それでも消防士を目指したいと思えるなら、その覚悟は本物だと思います。
次回
次回は「消防学校ってどんなところ?」について、坊主にするの?寮生活ってどう?
などなど、気になる裏話をお届けします。
初めての世界って不安も多いけど、この記事でちょっとでもイメージが湧いてくれたら嬉しいです。


